大津PARCO

急なことで・・・・
突然ですが、2月23日と24日の土曜、日曜
大津PARCOにて2日間だけ出店しまーす
開催場所は１Fの正面入口の外！！です

やっと少し暖かくなったとは言え
きっと寒いのだろう～と思いつつ
すっかり春の商品たちを持って行きます

春を感じにいらしてくだされば、うれしいです
お近くの方はぜひ覗きに来て下さいませ
お待ちしております

接客の心得２

本日、SHOPに男子が一人でご来店
特別に珍しくはないが何か語りかけそうだったので
わたしにはめずらしく接客を・・・

「実は5年くらい前に来たことがありまして
和紙を買ったんですが今でも部屋に飾ってます」

「え～、それはうれしい！！」

「たしかこの辺だったかなと記憶を頼りにやってきました」

「まあ、お店まだあるか心配だったでしょう？」

「はい・・・」

（正直だ～）

大学生だった彼も今では立派な社会人
なにがうれしいって、PAOが彼の記憶に残っていたという事
これが大事なんです

まあ何十年も生きていると
あれっ、これどこで買ったんだろう？
全く記憶にない買い物があるわけで
きっとそのモノを見てもスルスルと甦るストーリーや
付録のようについてくる付加価値がなかったんだと思う

そう思えば、何年も前に買ったモノから
思い出を甦らせるってステキではないですか？

或いは何年か前に偶然入ったお店に
記憶を頼りに探して、見つけるのもステキでワクワクしないですか？

接客業ってこんなステキな出会いがあるからやめられない
そんなうれしい一日でした

暖かい仕入れ

また、今日も京都・滋賀は大雪です
はぁ～、困ります。動けません。

よく考えてみれば
過去10年くらい、1月中旬から2月中旬まで
（この5年くらいはそんな長期の仕入れはないのですが）
毎年、仕入れの為タイやバリ島ベトナムなどで
冬を過ごしていた為、日本の冬を経験していませんでした

暖かいバンコクなんかで汗をふきふき
「昨日から雪です。とても寒いです。」
の家族からのメールを見て
うわぁ～寒そう～なんて思っていました

何を隠そう、この仕事を始めたのは
バカンスを兼ねた仕入れ・・・が目的だったので
どうしても、1月2月は長期仕入れになってたんですね

で10年もそんな過ごし方をしていたからか
体力が衰えたからか気力が萎えたからか
近年はもっぱら日本暮らし

そろそろ、来年あたりは・・・

うつくしいもの

昨日は自宅の近くは一面の雪景色

雪は苦手です
詳しくはコチラを参照
http://pipine.blog.shinobi.jp/Entry/127/

しかし雪景色はうつくしい
自宅の近くを撮ってみました

空間について

星の数ほどある店舗の中で
入りやすいお店、入りにくいお店
買いやすいお店、見るだけのお店
落ち着くお店、落ち着かないお店
いったい何が違うのだろうか

こんなことを考えたのは
今日、ご来店の彼女の一言から
何ヶ月も前から入りたがったが
一人で入る勇気がなかった
今日、思い切って入ってみて
本当によかったと感激してくれたら

我が店舗は入りにくい
２Fの急な暗い階段（けしてお洒落ではない）
入り口の重いドアを自分で開けなくてはいけない
つまり、入ろうという意思がなくては入れないお店

経営者としてこれでいいのか？と
何度も自問自答し、悩むものの
その度に救世主のように現れる
今日の彼女のようなお客様

目指しているのは茶室、外見ではない
ひっそりとした、佇まい
けして華美ではない、引き算の装飾美
入りにくいにじり口から広がる空間
その狭い空間にある、客と亭主の結界と濃密な空間

独特の空気感を雑貨店に置き換え
入りにくいドアを開けた瞬間に広がる驚きと安心感
見栄を張る必要もなく気後れすこともなく
自分のペースで選ぶ買い物の仕方

それらができる空間が理想なのだが・・・
商売としては茨の道を歩んでいるような気がする